皆様こんにちは!
花粉が舞う時期になりましたがお元気でしょうか?
3月は年度の最後の月。
卒業や進学、就職、転勤、さまざまな事情でそれまでの環境とお別れをする季節でもありますね。
それでも冬から春に、日の入りも長くなり周りの色合いも寒色から柔らかい色が引き立って、
新しい環境にワクワクする季節でもあります。
先日「色」について面白い話を聞いてしまったので、ここでお話しさせてください。
春といえば桜が思い浮かびますよね?
桜の色である「ピンク」とは存在しない色って知っていましたか?
そう聞いて、思わず周りや自分の持ち物を見渡した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
確かに、今この瞬間もピンク色のものを目にしているはずなのに…
なぜ「存在しない」と言えるのか?
実は、物理学的に見ると色は光の波長によって決まりますがピンクの波長はありません。
目に見える例で挙げると虹です。
虹とは太陽の光が水滴によって分散された現象で、可視光線のスペクトルそのもの。
赤、オレンジ、黄、緑、青、藍、紫の7色・・・
ね?「ピンク」はないでしょう?
ピンク色とは、私たちの脳が作り出した「架空の色」。
具体的に説明すると、赤と紫(または青)の波長が同時に目に入ってきたとき、
私たちの脳はその中間の色を「作り出して」認識しているのです。
でも物理的には、そんな波長は存在しません。
面白いことに、コンピューターの画面でピンク色を表現する場合、赤と青のピクセルを組み合わせて表示しています。
つまり、デジタルの世界でもピンクは「作られた色」なんです。
科学的には存在しないけれど認識できる。人間の脳が生み出した特別で不思議な色「ピンク」。
この季節、いっぱいのピンクに出会いますが、知った後に見るピンクに私達は何を思うのでしょうか?
ワクワクしますね!(*‘ω‘ *)