
自動包装機の歴史(その1)
2010.09.16
弊社では、現在様々なタイプの自動包装機を製造しております。
自動L型シーラー、ピロー包装機、スリーブ包装機、四方シール機等々。最近は、環境に配慮したフィルム屑の出ない静電シールタイプのピロー包装機を重点アイテムとしてPRしています。
今回から自動包装機の歴史について年代別にたどってみたいと思います。
昭和30年代(1955年〜1946年)にポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレンといった汎用合成樹脂が生産されるようになり、弊社もヒートシーラーの製造を始めています。昭和33年に発売されたインスタントラーメンの爆発的なヒットにより、包装フィルムの需要が急速に伸びていきます。インスタントラーメンのような大量生産を要求される商品の登場により、包装機械の自動化が急速に進んで行きました。
昭和38年には、シュリンクトンネルの国産1号機S-180型を弊社が製造しております。
次回、昭和40年代につづく (進)
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シュリンクトンネルの歴史
2009.05.07
昭和38年弊社製造の第一号シュリンクトンネル S-180型が誕生いたしました。他社が海外のメーカーと技術提携して国産化したのに対し、S-180型は、最初から自社の考案で製品化されました。
熱風が均一に噴出され、シュリンク包装の仕上りが良好であったこと、故障が非常に少ないなどから、当時多くのユーザーからの支持を受け、その後少しずつ改良を加えていき、昭和60年代頃まで製造されました。(国立博物館−産業技術の歴史 資料より)
この時期より少し早く開発されたシュリンクフィルムとセットでシュリンク包装が急速に普及することになります。その後、さまざまなニーズ・用途に対応したシュリンクトンネルが開発され現在に至っております。
ちなみに、弊社のシュリンクトンネルは、海苔を乾燥させたり、焼いたりする『協和式海苔焼き機』が原型になっています。
かつては、ここ大森地区でも江戸前の浅草海苔がたくさん作られていました。(進)
省エネ
2008.11.04
この言葉は、ずいぶん以前から使われているような気がします。1970年代後半にオイルショックの影響を受けて政府が中心となって始めた省エネルックと言う開襟シャツや半袖スーツが話題になりましたが、あまりファッショナブルではなかったせいもあり、当時は広く受け入れられなかったようです。ここ数年でオフィスにすっかり定着したクールビズの元祖と言えるかもしれません。
最近では、省エネ=CO2排出量削減=地球温暖化防止と言う意味で『省エネ』は、家電製品などを通じて我々の意識・生活の中にも強く根付いてきています。
南極の氷が融けて海面が上昇したり、昨今の世界的な異常気象による災害など地球の温暖化により、いたる所で地球が悲鳴をあげているように感じられます。
我々の住む地球を皆の知恵と努力で守っていかなければならないのですが、とにかく理論的に間違いなく『地球温暖化防止』に良いと思われることをすぐ実行に移すことが大切だと思います。
弊社でも今年、省エネタイプのシュリンクトンネルVS-300・400・500EC(当社従来機との比較で6〜20%の消費電力削減)を発売いたしました。
今後も知恵と努力で地球環境に良い製品を開発していきたいと考えております。 〈進〉
駅ナカ
2008.05.07
ここ数年、乗降客の多いターミナル駅を優先に駅構内の改装が続いています。いわゆる駅ナカが各所に出来て大勢の客を集めています。潜在的な集客力がこれだけあったのかと改めて驚かされます。その影響か、ひとつの異変が起こっています。コンビニエンスストア業界トップのセブンイレブンジャパンが2007年中間期決算で、業界「首位」を初めて譲り渡しました。といっても、全店の総売上高ではなく、1店舗当たりの1日の平均売上高で駅ナカコンビニ ニューデイズが「首位」に立ちました。 1店舗1日売上高66万2000円で5万円以上上回ったそうです。KIOSKだけでは、こうは行かなかったと思います。単なる乗降客の通路が行列の出来る店に変わるサプライズ=駅ナカの発想にビジネスのヒントがありそうな気がします。
(進)